礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。 礼拝の様子

説教要旨

2017年4月23日    -復活節第2主日礼拝-

説教者 春名 康範牧師

「フェイクは本物の偽物」  

聖書 マタイによる福音書28章11~15節

イエス様のご遺体が納められた墓の番をしていた番兵たちが、復活の朝の出来事を祭司長に伝えると、祭司長は多額のお金を与えて、「弟子たちが夜中に盗んで行った」と総督に伝えるように指示し、番兵たちはその通りにしたと書かれています。この「番兵」はコウストーディアという単語でラテン語の「兵士」という意味ですからローマの兵士であったことが解ります。彼らは、上官である総督を裏切って、危険を侵して嘘の報告をしたのです。なぜそのようなことをしたのでしょう。

多額のお金を与えられたからではないでしょうか。人類が生み出した最大の発明はお金だと言われています。物々交換の時代には取引も大変でしたが、コインが出来るとそこに刻まれている価値をコインの肖像が保証し、経済活動は奇跡的な発展を遂げました。お金に対する信頼は上司よりも、帝国よりも、神よりも絶大で、自分を支配する力になったのです。「この話は、今日に至るまでユダヤ人の間に広まっている」(15節)の「この話」とはどの話でしょうか。弟子たちが盗んだという話か、それとも兵士が嘘の報告をしたということでしょうか。勿論、前者です。

現在でもお金の力は多くの嘘(フェイク)を生み出しています。紙幣になってもお金への信頼は変わらず、銀行が介入すれば数字が移動するだけで取引が成立し、国が発行した紙幣でなくても、インターネット上の仮想通貨ビットコインでもネットで取引が盛んになされるようになりました。お金を得るためにフェイクがフェイスブックでも発信し続けられています。「嘘も言い続けると真実になる」「小さな嘘より大きな嘘の方が騙しやすい」とも言われています。平気で嘘が言えないと政治家にはなれず、労せずに多額の収入を手にするのでなければ資本家にはなれません。

骨董屋の主人が「偽物が多いものほど本物に価値があるものだ」と言ったそうです。イエス様の復活の出来事もお金の力でフェイクにされたように、今日でも不都合な真実がお金の魔力でフェイクにされて、本物のフェイクが都合の良い真実としてまかり通っています。フェイクを見破る力が必要であり、真実をお金のために闇に葬らない決断が必要です。カミとカネ、GodとGold、ほんの一字違いですが、私達の感性を曇らせ、道を誤らせ、命を奪っています。「主は復活された」との知らせに立って、生きましょう。

 

次週の礼拝

2017年4月30日    復活節第3主日礼拝

説教「全ての人の中におられるキリスト」 春名 康範牧師

聖書 コロサイの信徒への手紙3章1~11節