礼拝案内
日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂
礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。
説 教 要 旨
2026年9月6日
ー 聖霊降臨節第16主日 ー
説教「人も世も 色即是空 移り行き」
説教者 春名 康範 牧師
聖書 マルコによる福音書 12章41節~13章2節
今朝の小見出しの出来事は、AD30年頃と考えられ、神殿工事はAD64年には完成しましたが、この石垣が災いして、ローマ軍が攻めて来てAD70年には神殿が破壊されました。83年かけて建築しても6年の寿命でした。建築工事のために募金がされていて、人々が賽銭箱に思い思いにコインを投げ入れていた様子をイエス様は見ておられたのです。すると、一人の貧しいやもめがレプトン銀貨2枚を投げ入れました。金持ちは自分の人生が成功であることを示すため、自慢げに沢山のお金を投げ込みました。イエス様は金額ではなく、婦人の精一杯の生活費を献げる気持ちを理解されたのです。
日本の多くの仏教が唱えているのは「般若心経」です。「般若」は知恵という意味で、「心経」は大切な教えという意味です。一番有名な言葉は、「色即是空、空即是色」です。「色」は目に見えるもの、形あるもの、華やかなもの、という意味で、「空」は空しい、実体がない、というような意味です。このお経は仏教に聖典がないと気が付いた三蔵法師がインドに行ってこれこそ仏教の根本的な教えだと持ち帰ったお経だと言われています。聖書にも口語訳聖書「伝道の書」1:3に「空の空、空の空、いつさいは空である」と書かれています。インドの仏教の教えが西に伝わり、旧約聖書の知恵文学に影響したのでしょう。私達が理解している以上に仏教とキリスト教は互いに影響を与え合っていたようです。西本願寺の「世尊布施論」という教典はマタイ福音書の漢文の写本でした。
冨山昌徳という人の「日本史の中の佛教と景教」によると、京都に聖徳太子が建てたと言われる太秦寺がありますが、中国では太秦教は景教とも呼ばれたキリスト教で、「日本書記」には聖徳太子はキリストと同じように馬小屋で生まれたと書かれていていますし、「続日本書記」に唐人3人とペルシャ人1人が来たことが書かれています。「色即是空」、形あるものはみな空しい、という仏教の教えは、イエス様ご自身が教えられたことではないでしょうか。
イエス様は、形ある物や誰もが欲しがる美しさや、若さや賢さや成功を自分の価値として求めて生きるのではなく、たとえ業績を残すことが出来なくても、若さが日々薄れて行こうとも、神様に自分は生かされているということを喜んで生きることこそ一番大事な人生の課題だと言われたのではないでしょうか。今週も主に感謝し、信仰と希望と愛に生きましょう。

