礼拝案内
日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂
礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。
奨励要旨
2025年7月20日
- 聖霊降臨節第7主日礼拝 -
説教『あなたを遣わす』
説教者 小西 望牧師
聖書 歴代誌上29章10~17節 使徒言行録26章12~18節
内村鑑三(1861-1930)は伝道者、無教会の創始者、教育者、新聞記者、論説家など多くの働きを為したキリスト者です。20歳で札幌農学校を卒業時に同級生の新渡戸稲造・宮部金吾と、二つのJ(JesusとJapan)に生涯を捧げることを誓い合ったといいます。しかしその内村は1891年第一高等中学校の教員時代、教育勅語奉読式の際に天皇の署名に最敬礼しなかったことが不敬であるとバッシングを受けて職を追われ、心労で伴侶も失いました。
日清戦争開戦に際してはこれを“義戦”とした内村でしたが、戦争は何も生まないと知り、日露戦争に際しては少数者となっても非戦論を貫きました。その後、欧米のキリスト教国が第一次大戦に突き進むことに失望し、当教会第8代武本喜代蔵牧師・第9代木村清松牧師らと共に再臨運動を展開しました。
愛用の聖書に内村は“I for Japan;Japan for the World;The World for Christ;And All for God.”(私は日本のために、日本は世界のために、世界はキリストのために、すべては神のために)と記し、これは墓碑にも刻まれています。一つ一つの働きにもまして、彼の事績は生涯キリストに仕える旅人であったことにあると思います。私の罪を赦してくださいと、涙ながらに祈る晩年であったといいます。
今日旧約から開いたのは、ソロモンに託された神殿建設に向けて多くを寄進した父ダビデ王が祈った言葉の一節です。多くの寄贈物もさることながら、私は主から派遣された15「寄留民」として、生涯において17「正しい心」を捧げますと祈りました。
併せ開いた新約で伝道者パウロも自らの回心を振り返り、18「闇から光」へと導かれる主イエスに仕え18「恵み」を分かち合うべく17「遣わ」されたのだと語りました。16「起き上がれ、自分の足で立て」との言葉は、私たち一人一人にも告げられていましょう。私たちがこの時・この場所に遣わされたことにも、主のみ旨と期待があるはずです。
2025年7月27日
- 聖霊降臨節第8主日礼拝 -
説教『私らしく生きる』
説教者 小西 望牧師
聖書 エゼキエル書16章4~6節 マタイによる福音書13章6~9節
讃美歌 206・433・461
ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。