礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。

礼拝の様子

説教要旨

2018年6月24日 -聖霊降臨節第6主日 礼拝-

説教者 春名康範牧師

説教『せく時は 明日迄待とう 話すのは』

 聖書 エステル記5章1節~8節

 

エステル記は紀元前470年ごろのペルシャのクセルクセス王の時代の話ですが、紀元前2世紀後半に書かれた文学作品だと言われています。王家のトラブルから王妃に抜擢されたユダヤ人エステルが命がけで同胞を救う働きをした話です。モルデカイがエステルの育ての親だとは知らない官僚ハマンが自分に対して失礼なモルデカイがユダヤ人だと知ってユダヤ人を皆殺しにする王の勅書を作成し、くじ(プル)を何度も引いて殺害の日を決定しました。しかし、その日がユダヤ人解放の日に変えられたのでプリム(プルの複数形)の祭りの起源となったという話です。

モルデカイはこの勅書が公布されると王宮のエステルに「自分は王宮にいるから無事だと思ってはならない。この時の為に王妃にされたのだ」と伝え、エステルは3日3晩断食をして祈った後、王の庭の入り口に立ちました。エステルは王に「ハマンと一緒に自分が用意する宴会に来て欲しい」と願います。宴会の席で王から「何が願いか」と聞かれて、「明日もハマンと来て欲しい」と願います。上機嫌になったハマンはその晩モルデカイを木に架ける準備をし、自分がそれに架けられる展開になります。エステルにとっても思いがけない展開になりましたが、考えていることを話すのを「明日」にと延ばしたことから起こりました。

織田信長が「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」、豊臣秀吉が「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」、徳川家康が「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」と詠ったと3人の個性が伝えられていますが、ホトトギスは「時鳥」と書いて、時を知らせる鳥と考えられていました。家康は時が満ちるのを待った人だと言われています。しかし、彼も策略を用いた人ですから無策に時を待ったのではありません。

明智光秀は「時は今、天が下知る五月哉」と詠んで、「時は今だ」と思いましたが失敗しました。エステルは自分が王に訴えて民族の救いに貢献したいと願っても、神様が介入される時を残しておかなければと「明日に」と話をするのを延ばします。私たちも「今だ」と思っても失敗することが多くあります。人に迷惑をかけるのではと思うと一層明日に延ばすのが耐えられません。しかし、神様こそが解決者ですから急く時は明日まで話すのを延ばす慎重さが大事で、それが思いがけない出来事を引き起こします。

 

 

次週の礼拝

2018年7月1日 -聖霊降臨節第7主日礼拝-

    説教『覚えねど 見ねど聞かねど 悟らねど』 説教者 春名康範牧師

聖書 マルコによる福音書 8章14節~21節

聖歌隊 「飼い主わが主よ」