礼拝案内
日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂
礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。
説教要旨
2025年11月30日
- アドベント第1主日礼拝 -
説教『歌を授けられる』
説教者 小西 望牧師
聖書 詩編126編1~6節 ルカによる福音書1章46~55節
詩編126編は喜ばしいトーンの歌と感じられるかもしれませんが、当時の状況には厳しいものがありました。B.C.6世紀バビロン捕囚からの解放がついに成り、都エルサレムへの帰還が実現すると聞いて民が1「夢を見ている」ようになったのもつかの間、実際に到着した故国の思いを超えた荒廃は民の士気を挫き、再建を阻んだのです。その時の民の思いをイザヤ59:9は「正義はわたしたちを遠く離れ、恵みの業はわたしたちに追いつかない。わたしたちは光を望んだが、見よ、闇に閉ざされ、輝きを望んだが、暗黒の中を歩いている。」と綴っています。
そうした中、詩人は2・5「歌」おうと呼びかけました。囚われの歴史を主が断ち切ってくださったように、悩みの中にも希望の2「そのとき」を主はもたらされる。だから今5「涙と共に種を蒔」き続けよう、やがてその歌は2・5・6「喜びの歌」に変えられる。こう民を励ましたのでした。
私たちが知っているように、賛美歌は喜ばしいトーンのものだけではありません。いま歌った讃美歌160番は「深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます」と始まる詩130編を、宗教改革者M.ルターが賛美歌としたものです。1546年客死したルターの遺体がヴィッテンベルクに搬送される途中ひと晩安置されたハレの大聖堂では、市民たちが夜を徹してこの賛美歌を歌い続けたとのことです。失意・恐れ・悩み…に際しても出会い導かれる主を、歌いつつ仰ぐのです。
ルカ福音書は、降誕を物語る中で多くの歌を紹介します。今日は少女マリアが歌ったマグニフィカートを共にしました。この福音書にはさらにザカリアによるベネディクトゥス(1:67~)、シメオンによるヌンク・ディミティス(2:29~)が収められています。この二つは老人が歌ったものでした。主は小さな者に出会われその口に歌を授けられ、その歌は困難ある現実を突破しゆく希望の歌・喜びの歌となると福音書は語っています。
2025年12月30日
- アドベント第2主日礼拝 -
説教『希望を仰ぐ時』
説教者 小西 望牧師
聖書 イザヤ書11章1~10節 ローマの信徒への手紙8章18~25節
讃美歌 242②・243・502・248・448
ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。

