礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。

礼拝の様子

説教要旨

2017年9 月17日    -聖霊降臨節第16主日礼拝-

説教者 春名康範牧師

「大同団結、小異分裂」  

聖書 コリントの信徒への第一の手紙  1章10節~17節

今朝の聖書の個所には、キリスト教会が誕生した頃のコリントの教会の騒動が記録されています。ある人はパウロに、ある人はアポロに、ある人はペトロに、ある人はキリストに付くと言っていました。コリントの教会はパウロの伝道で生まれましたが、パウロは生前のイエス様に会っていません。アポロもギリシャ哲学や弁証法に長けていましたがイエス様には会っていません。その点、ペトロはイエス様と行動を共にしていましたからよく知っていますが、漁師出身の無学な人でした。

創世記には神様が天地を創造された時、混沌状態を光と闇に、空と海に、夜と昼に、分けて行くことによって生物が生存できる環境が整って行ったことが書かれています。キリスト教もユダヤ教から分裂して生まれましたし、パウロの異邦人伝道とペトロのユダヤ人伝道の間には大きな溝がありました。ユダヤ教の割礼、キリスト教の洗礼に対する考え方は真っ向から違っていましたが、一つのキリスト教にまとまって行きます。それはローマ帝国やユダヤ教からの迫害が大きな原因であったと思います。

日本のキリスト教は、初めから「教会」と言わずに「公会」と呼んで、合同教会を志向していました。しかし、話はまとまらず、69年間も空振りに終わりますが、1939年3月に発令された戦時体制の為の「宗教団体法」によってプロテスタントは「日本基督教団」にまとめられ、加入しないと弾圧を受けることになり、危篤状態から合同が成立しました。戦後、この法律は無くなりましたが、負の遺産ではあるが引き続いて合同教会として歩んで行こうとした教会が日本キリスト教団として残りました。迫害が、教会の求心力と遠心力を生み出したのです。

ユダヤ教もバビロニア捕囚を通して1つになり、各集団の資料がまとめられてヘブライ語聖典を生み出し、ユダヤ教として誕生しました。国が亡びる危機が起こるぐらいでないと人間は団結できません。平和な時は、小さな違いに固執して分裂を生み出します。人間の持つ弱さなのかもしれません。災難としか思えない不条理なことが起こってきますが、それも人間の弱さを理解しておられる神様の働きかけで、分裂による創造と団結による再創造を導いておられるのかもしれません。現在も課題は山ほどありますが、分裂や災難にも意味があると信じて、対立相手の言い分に「対話」の精神で聞く耳を傾けましょう。

次週の礼拝

2017年9月24日        -聖霊降臨節第17主日礼拝-

説教『敵を赦して、仲間を憐れみ』 春名康範牧師

 聖書 マタイによる福音書 18章21節~35節