礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。

 

説教要旨

 

2023年9月24日

- 聖霊降臨節第18主日 -

説教『寄せられている期待』

説教者 小西 望 牧師

聖書 イザヤ書43章3~4節 マタイによる福音書25章14~30節

 

 

日本で“タレント”というと芸能人のことを指しますが、英和辞典には“才能・素質・技量”などとあります。もともとこの語は、今日の聖書に現れるギリシアの貨幣単位15「タラントン」からきています。

今日の箇所で、主イエスのなさった譬話は興味深いものです。旅行に際して、主人は僕たちにそれぞれ5・2・1タラントを信託しました。そう、個々人に与えられた才能は平等ではなく、時に私たちはそれを較べて不平を洩らすのです。その点注目すべきは、帰ってきた主人の言葉です。5タラントン預かり他に5タラントン儲けた僕も、2タラントン預かり2タラントン儲けた僕も、21・23「忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。」と全く同じ誉め言葉を頂いています。主は私たちに信託したものを較べることではなく、その期待にどう応えゆくかに注目し、これを喜ばれるのです。

実は1タラントンとは6000日、単純に割っても16年余の賃金に相当する額です。これは、単に才能にとどまらず主からの信託全体を意味し、寄せられた期待の大きさが私たちの思いをはるか超えるものであることを示しているのではないでしょうか。

4「あなたは値高」い、との呼びかけは併せ開いたイザヤ書43章にもあります。B.C.6世紀、主なる神を見失ったイスラエルの民に主は半世紀に及ぶ捕囚の試練を与えられましたが、なおこれを捨てることなく、4「私の目にあなたは…貴」いと故国帰還を約束されこれを導かれました。

1タラントンを預かった僕は他の僕と較べて“俺にはこれしかない”とふてくされたのでしょうか。残念ながら天からの期待を文字通り25「地の」論理に埋もれさせてしまったのでした。

「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。」と告げられています(Ⅰペトロ4:10)。

 

 

 

2023年10月1日

- 聖霊降臨節第19主日 / 世界聖餐日-

説教『神の国のリハーサル』

説教者 小西 望 牧師

聖書 ハバクク書3章17~19節 ルカによる福音書17章11~19節

讃美歌 425①③⑤⑥・聖歌隊・462・375

 

ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。