礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。

 

説教要旨

 

2025年12月14日

- アドベント第3主日   -

説教『もっとほんとうのこと』

説教者  小西 望牧師

聖書 エレミヤ書31章31~34節 マタイによる福音書1章18~25節

 

アジア人として初めてノーベル賞を受賞したインドの詩人・哲学者R.タゴール(1861-1941)の短編に、「もっとほんとうのこと」という寓話があります。“おじいさんのは作り話ばかりだわ”と言う孫娘クシュミに、おじいさんは“この世の中には、ほんとうのことともっとほんとうのことがあるんだ”と話し始めます。“お前がクシュミだってことはほんとうのこと、でもお前が妖精の国から来たってことはもっとほんとうのことさ”“お前のほんとうのことは地上に残るけれども、もっとほんとうのことは妖精の国に行くことだってできる”とお話は続いていきます。世界にはいっぱいのほんとうのことがあって私たちはそれを手だてとして生活していますが、私たちが生きていくにはほんとうのことを超えたもっとほんとうのことが必要なのだ、と語りかけてくるようなお話です。

19「夫ヨセフは正しい人であった」、これは神の与えた律法に忠実な人ということです。前段の系図も、ヨセフが旧約の救いの歴史をそのまま受け継いできた血筋の出であることを示しています。ところがその19「正しい」ヨセフは大きな矛盾・困惑を与えられました。18「婚約」者がいつのまにか身ごもるなどというのは、律法では決して許されないことだったからです。

悩み苦しむヨセフは、天使から20「恐れ」るなとのお告げを受けました。今マリアの身に起こっているのは、種々の弱さや矛盾を抱えた人々と23「神が…共におられる」ことを選び取られたということだと知ったヨセフは、19「正し」さを超えて与えられる神からの希望を知ったのです。

併せ開いたエレミヤ書は、イスラエルの民が主の聖なる宝の民とされた旧い契約が更新され、主の言葉が信じる者の33「胸」33「心」に記されるようになる新しい契約が与えられるとの預言です。これよりおよそ600年の後、この預言は世を救うべくおいでになった主イエス・キリストのみ業によって成就したと受けとめられるようになりました(ヘブライ8~9章)。

多くの“ほんとうのこと”が私たちを囲んでいます。でもそこに切り込む“もっとほんとうのこと”があることに、私たちの目と思いを向けましょう。

 

 

2025年12月21日

- アドベント第4主日 / クリスマス礼拝  -

説教『現れた神の計画』

説教者  小西 望牧師

聖書 エレミヤ書29章10~14節 テトスへの手紙2章11~14節

讃美歌 260・聖歌隊・258・275・262

 

 

ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。