礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。

 

説教要旨

 

2023年6月4日

- 聖霊降臨節第2主日 -

説教『み心に適うこと』

説教者 小西 望 牧師

聖書 詩編8編1~10節 ルカによる福音書10章17~24節

 

 

三浦綾子さんの初代秘書だった宮嶋裕子さんは、講演やネットを通じてその思い出や指し示しを語る伝道活動を展開しておられます。先月、大阪でも講演会が開かれました。“あんた、生まれてくれてありがとう”、誕生日に電話をかけてきた綾子さんは宮嶋さんにこう言われたのだそうです。

三浦綾子さんは旭川六条教会員でした。『氷点』『続・氷点』を書かれた頃の同教会牧師は私が所属した札幌北光教会に転じてこられたので、札幌出張中の綾子さんはたびたび礼拝に出席されて私も何度かお目にかかりました。多くの人がその作品に影響を受け信仰を導かれた三浦綾子さんですが、私が身近に接したご本人は北海道弁で喋る普通のおばさんでした。

神の平和を指し示し分かちあうべく(5~6節)町々村々に派遣された17「七十二人」が喜んで帰ってきたとき、主イエスは21「これらのことを…幼子のような者にお示しにな」ったことを神に感謝しました。ここの21「幼子」には珍しい単語が充てられていて、その原意は“言葉なき者”です。主イエスが宣教の器として選ばれたのは、もと漁師や徴税人といった庶民でした。21「知恵ある者や賢い者」ではなく特別また立派な言葉をもたない者たちでしたが、その彼らは町々村々の人々と神の平和を豊かに分かちあうことができたのです。このことこそ21「み心に適うこと」だと主イエスは喜び、祈られました。

詩編8編は2「天」と2「大地」の広がりにあって“私”がまことに微小であること、いっぽう他の誰でもない“私”として5「御心に留め」られ5「顧み」られていること、この人間の二つの側面を見つめています。そしてそれは知者・賢者の洞察ではなく3「幼子、乳飲み子」が知っていることだ、と語るのです。

かつて幼子でなかった人はいません。わが身にも盛られた恵みと平和を分かちあうこと、これが伝道・宣教の原点です。三浦綾子さんはこのことを追い求めて作品を紡ぎ続けられた方でした。

 

 

 

2023年6月11日

- 聖霊降臨節第3主日 / 子どもの日・花の日 -

説教『カムイミンタラにて』

説教者 小西 望 牧師

聖書 マタイによる福音書6章25~34節

讃美歌 171・ハンドベル・487・470

 

ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。