礼拝案内
日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂
礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。
説教要旨
2025年4月27日
- 復活節第2主日礼拝 -
説教『神の国の祝福を仰ぎ、生き、分かち合おう』
説教者 小西 望 牧師
聖書 創世記1章31節 ルカによる福音書12章22~32節
今日の聖書の箇所で、主イエスは24「烏」27「野原の花」を指し示された上で22「だから…思い悩むな」と言われました。27「野原の花」は具体的には名指しされていませんが、パレスチナに広く自生するアネモネなどだったのではと考えられます。烏もアネモネもとくに尊ばれることのないものでありながら、あれほど自由に美しく与えられた生を生きているではないかと言われるのです。
24「烏」や27「野原の花」に苦労がないなどというと怒られるかもしれません。以前、車を運転していたらその鼻先に烏が胡桃を落としてきたことがあります。タイヤで割らせて餌を得ようとしていたのでした。ベルギーの作家、M.メーテルリンクは花を科学の目と詩の心をもって精密に観察して生き行くその知恵と工夫を『花の知恵』という書物に纏めています。
哲学者S.キルケゴールはその著書『野の百合・空の鳥』で、22「思い悩」みは他者との比較から自分以外のものになろうとするところから生まれると指摘し、人間は24「烏」27「野原の花」から沈黙・服従・歓びを学ぶべきだとしています。
私たちは「それは極めて良かった」(創世記1:31)と語られる創造の恵みにすでに置かれている、と聖書は語ります。私たちはしばしば“まだ足りない”と感じますが、むしろこの恵みを覆っているものがあることに目を向け警戒せねばなりません。31「ただ、神の国を求め」るときにこの大いなる恵みをあなたは生きる、と告げられていることに心を向けたく思います。
32節は、2025年度宣教活動計画の主題聖句、説教題は年間標語です。教会は創造の原初の祝福のあり様である32「神の国」を仰いで、今を生きる群れです。そしてその喜びへと世と生けるものを連れ帰そうとの主の宣教に連なり、その恵みを生き、広く分かち合います。生きて導かれる主に続く働きに、この年度の歩みを通して向かい行きたく願います。
2025年5月4日
- 復活節第3主日礼拝 -
説教『ヨナのしるし』
説教者 小西 望 牧師
聖書 ヨナ書1章1~3節 マタイによる福音書12章38~42節
讃美歌 9・328・321
ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。