礼拝案内
日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂
礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。
説教要旨
2024年12月8日
- アドベント第2主日 -
説教『正しさをこえて』
説教者 小西 望 牧師
聖書 イザヤ書51章1~8節 マタイによる福音書1章18~25節
アドベント第2週の今日は主イエスの父とされたヨセフの、第3週の来週は母マリアの姿に思いを向けていきたく思います。
19「ヨセフは正しい人であった」とあります。これは律法に忠実なことを意味し、彼が真面目で誠実な人物であったことがうかがい知れます。それだけに、婚約者マリアが突然18「二人が一緒になる前に…身ごもっていることが明らかになった」ことは、彼にとって大きな困惑となったに違いありません。それは一見、マリアの不貞・裏切りを意味しており、律法はそうした場合石で撃ち殺すことを命じているからです。
ヨセフは悩んだ末、マリアと19「ひそかに縁を切ろうと決心」します。それは「正しい人」ヨセフの最大限の譲歩であり、優しさであったでしょう。でも離縁されたマリアはどこへ行って、生まれてくる子どもとどのように暮らしていけるのでしょう。なお悩みは残りました。そうした彼にこのとき現れた主の天使は20「恐れず妻マリアを迎え入れなさい」と告げ、ついにヨセフはこれに従っていくのです。
今日併せ開いたのはB.C.6世紀、亡国を経験した南王国ユダの人々が捕囚地バビロンで聞いた預言です。1「あなたたちが切り出されてきた元の岩、掘り出された岩穴に目を注げ」と、無から有を起こされる主なる神にこそ目を向けよ、と告げられています。その6「恵みの業」6「救い」こそが人の1・7「正しさ」をこえて、私たちを活かし希望へと歩み行かせるからです。
恵みと罰、律法の授与、預言者を通じての導き…、旧約の時代を通して主なる神は種々に人を導かれましたが、神が望み喜ばれる世界は来なかったのです。人はその“正しさ”で立ち得ず、むしろ疎外と戦いを重ねたのでした。ついに神は、罪と恐れを抱え持つ人と共にあることによって平和をもたらすことを決意された、それが23「インマヌエル」、クリスマスの出来事です。
ヨセフの姿は、このクリスマスの出来事に合致しています。彼は主の言葉に従いまた主が共におられることを信じることによって、自らの正しさをこえて信頼と愛を選びとり、救い主の父とされていったのでした。
2024年12月15日
- アドベント第3主日 -
説教『受けとめたマリア』
説教者 小西 望 牧師
聖書 ルカによる福音書1章26~38節・1章46~55節
讃美歌 242③・190①②③・190④⑤⑥・178
ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。