礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。

 

説教要旨

 

2023年12月3日

- アドベント第1主日-

説教『キリストは明日おいでになる』

説教者 小西 望 牧師

聖書 エレミヤ書33章14~16節 マタイによる福音書24章36~44節

 

 

今日から始まるアドベント(待降節)の原意は“やって来る”です。何がやって来るのか、一つは主イエス・キリストが私たちの世界に来られたクリスマスの出来事、もう一つは主が栄光の内に再びやって来られて歴史を完成されるとの約束であり、アドベントとはこのすでに成就した降誕と約束された再臨という二つの到来を待ち望む期節です。

さて中世12世紀のフランスに生きた神学者ベルナルドゥスという人は、これに加えて“中間の到来”があると言いました。すなわち、信じることによって私たちの中にも希望と新しい力が訪れ、難しい現実をも歩み行けるということです。

このあと歌う244 “キリストは明日おいでになる” は50年ほど前に作られた現代を代表するアドベントの賛美歌です。ここでも“きのうこられたみ子”と降誕の出来事、“キリストは明日おいでになる” と再臨の約束が指し示される(1節)と共に、悩みと困難のあるこの今の只中にキリストがおられることを仰ぐ者には希望と連なる務めが与えられることが歌われています(4・5節)。

預言者エレミヤは、新バビロニア帝国軍が押し迫り都エルサレムが陥落、国が崩壊するその間際にアナトトの畑を買いました(32:1~)。占領・亡国となれば無駄となると思われるのに、なぜそのようなことをしたのでしょう。いつの日か復興が果たされ16「エルサレムは安らかに人の住まう都となる」との主の14「約束」を仰ぎ、15「その日、その時」を待ち望む信仰において、彼は困難な今を生きる力を得たのでした。

42「いつの日…主が帰って来られるのか、あなたがたには分からない」と語られています。思えば37「ノア」の大切な働きは、39「洪水」という“その日その時”より以前にありました。人々が普通に暮らす日常の中で、ノアは主の指し示しと約束を信じて箱舟建造に向かったのです。42「目を覚ましていなさい」とは、主の支配を信じて今この日常に与えられた働きに向かうことを意味しています。

 

 

 

2023年12月10日

- アドベント第2主日-

説教『良い知らせを伝える者の足』

説教者 小西 望 牧師

聖書 イザヤ書52章7~10節 マルコによる福音書1章35~39節

讃美歌 242②・235・237・280

 

ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。