礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。

 

説教要旨

 

2024年7月28日

- 聖霊降臨節第11主日 -

説教『賜物としての食物』

説教者  小西 望 牧師

聖書 コヘレトの言葉9章7節 マルコによる福音書7章14~23節

 

 

今日開いた福音書には、1「ファリサイ派の人々と…律法学者たち」と主イエスとが激しく対立したことが記されています。事は、何をどう食べるかについてのユダヤ人の慣わしをめぐってでした。主イエスはこれらが10「モーセ」の律法に遡ることを認めつつも、ファリサイ派らがそれらを私物化し他者を貶めていると厳しく戒められました。次いで食べ物は19「人の心の中に…ではなく、腹の中に入」るのだから、人を汚し得ないのだと主イエスは宣言されたのでした。

「なんという空しさ、なんという空しさ、すべては空しい。太陽の下、人は労苦するが、すべての労苦も何になろう。」(1:2~3)と始まるコヘレトの言葉は人生の空しさを様々な角度から論じ続ける特異な書物ですが、神の恵みのもとに食べることについてはこれを讃えています(2:24、3:13、5:17、8:15)。そして、7「さあ、喜んであなたのパンを食べ、気持ちよくあなたの酒を飲むがよい。あなたの業を神は受け入れていてくださる。」と呼びかけるのです。但し貪欲や不公正なあり方は退けられており(5:11・16、10:16)、食べることがいずれも神の祝福と結びあわされていることに留意すべきでしょう。

今日私たちは飢餓と飽食、さらには食物の極端な商品化の時代に生きています。食物の基礎である “種” は今、一代しか収穫できないF1種が主流となり、遺伝子組み換えがなされ、一部企業による寡占化が進んでいます。日本ではこれに迎合するように、原種を都道府県が大切に管理するという “種子法” が2018年に廃止されてしまいました。

食物は神の祝福・賜物であり共々に分かち合うべきものとの聖書のメッセージは私たちの生き方の指針であると共に、今日の世界に対する警告でもあります。主イエスは20「人から出てくるものこそ、人を汚す」と言われました。神の祝福をも侮り変質させていく人の罪・世の罪を警戒せねばなりません。

 

 

 

2024年8月4日

- 聖霊降臨節第12主日 / 平和聖日 -

説教『御国が来ますように』

説教者  小西 望 牧師

聖書 詩編102編13~18節 マタイによる福音書6章9~13節

讃美歌 みんなでへいわを・494・聖歌隊・398

 

 

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