礼拝案内

日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。

 

説教要旨

2025年9月28日

- 聖霊降臨節第17主日礼拝 -

説教『あなたがたと共におり、あなたがたの内にいる』

説教者  小西 望牧師

聖書 創世記28章10~22節 ヨハネによる福音書14章15~21節

 

 

誰も、他者の人生を代わって負うことはできません。すべての命は神の大いなる祝福の内にあるべきことを聖書は告げ、日本国憲法第13条は誰もが幸せになる権利をもっていると記します。が、揺れ動く世界情勢の中でその命・生活は時に厳しく脅かされます。それぞれの人生を不平等に陥れる不公正・格差は是正されねばなりませんし、戦いはやめさせなければならず、私たちは希望を失うことなくこのことに取り組む必要があります。

旧約聖書から共にした聖書の民の父祖ヤコブは破天荒で、聖書物語の主人公として現れるのはちょっと不思議な人物です。彼は兄を陥れ父を騙して狡猾に長子の権利を奪い取るなど、いわば独力で人生を切り開いていきました。しかしその代償のように恨みを買い、逃亡の旅に出ざるを得なくなったのです。荒野で独り野宿した夜ヤコブは、主が15「見よ、わたしはあなたと共にいる。…わたしは…決して見捨てない。」と呼びかける声を聞いたのでした。この私を見守る大いなるまなざしがある、この気づきはヤコブにとって大きな驚きでした(16~17節)。その後も彼の性格は急に改まったわけではなく、その人生は波乱含みでした。が、この私に伴う方がおられるとの信仰は、確かに彼の人生を支え導いていったのです。

十字架を前にした訣別説教において主イエスは16「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる」と告げ、主イエスが去った後神は聖霊として伴われることを約束してくださいました。16「弁護者(パラクレートス)」には、“傍らに呼ぶ”“慰める”との意味があります。私たちがそれぞれの人生をその完成まで歩み通す上で、これに伴走し痛み悲しみをも分かってくださる方があることは大きな力ではないでしょうか。

17「この霊があなたがたと共におり…あなたがたの内にいる」との言葉は、この霊が神・キリストと信仰者を結ぶのみならず、隣人を共に生きる者として結び合わせることを指し示しています。

このことは、信仰のまなざしにおいて仰ぎ得ることです(17・19節)。19「生きて」働かれる主イエスと共に、19「生き」る幸いがここにあります。

 

 

2025年10月5日

- 聖霊降臨節第18主日礼拝 / 世界聖餐日-

説教『一つにしてください』

説教者  小西 望牧師

聖書 民数記9章14節 ヨハネによる福音書17章20~26節

讃美歌 487・聖歌隊・542

 

 

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