礼拝案内
日曜日 10:30~11:45 2階礼拝堂
礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を読み、祈りをささげ、牧師の「説教」を聴くことが主たる内容です。「説教」と言いますが「お説教」ではなく、聖書をまんべんなく読むための「教会暦」に従った聖書の箇所から、牧師が「今の時代に生きる我々への神様からの語りかけだと理解するところ(メッセージ)」を話します。 そのメッセージの要旨を、まだ教会に来られたことのない方にも読んでいただいて、こんな話をしているのかと関心を持っていただけたらと思い、紹介させて頂きます。 この「説教要旨」をお読みになられて、天満教会に行ってみようと思ってくださると有難いです。ぜひご感想を携えて天満教会をお訪ねください。
説教要旨
2025年12月30日
- アドベント第2主日礼拝 -
説教『希望を仰ぐ時』
説教者 小西 望牧師
聖書 イザヤ書11章1~10節 ローマの信徒への手紙8章18~25節
このあと歌う讃美歌248番は、今日開いたイザヤ11:1~の箇所を歌っています。1「エッサイ」とはイスラエル・ユダ統一王国を打ち立て興隆に導いたダビデ王の父ですが、彼自身は寒村ベツレヘムに住む名もない人物でした(サムエル上16章)。ダビデ王の2代後の時代に王国は南北に分裂し、周囲の大国に翻弄されるようになります。預言者イザヤが南王国ユダでこの預言を語ったのはB.C.8世紀、ダビデ王から数えて13~14代目の王の時代でした。王は大国の間でうまく立ち回ることに腐心し、国内は乱れていたようです。
1「株」とは、この王朝が切り倒されることを意味しています(10:34)。預言者イザヤはみ旨によってやがてこの王国が滅び、やがて1「若枝」すなわち新たな王が現れることを語りました。あえて1「エッサイ」まで遡っているところに、ダビデ王とは違う仕方で国を導くことが示唆されています。
この王は2「主の霊」に導かれ5「正義」と5「真実」をもって4「弱い人」を支え、ついには究極の平和と共生を実現される(6~10節)と告げられています。
700年後新約の時代に至り、この預言は主イエス・キリストの救いの業を指し示すものと理解されるようになりました。主イエスは降誕して世を慰められると共に、神の国の成就を約束されました。主イエスの業によって、悩みある今は完成の希望へとしっかりと結びあわされたのです。ローマの信徒への手紙が語っているように、時代の課題の中で私たちを含め22「被造物」は22「うめき」を抱えていますが、神は十字架の受苦をもってこれを共にしつつ(26節)完成の18「栄光」を仰がせてくださいます。今の苦闘は無意味ではありません。アドベント(待降節)は、クリスマスの降誕を待つと共に完成の希望を仰ぐ時でもあります。
2025年12月14日
- アドベント第3主日礼拝 -
説教『もっとほんとうのこと』
説教者 小西 望牧師
聖書 エレミヤ書31章31~34節 マタイによる福音書1章18~25節
讃美歌 242③・231・ハンドベル・356
ご不明な点は、お気軽に教会までお問い合わせください。

